本来の味を生かすための
無添加製法。
うにの食べられる部位は生殖巣(精巣・卵巣)で油脂分が多く、殻から取り出すと形を保つことができずに溶けてしまいます。
そのため、一般的には「明礬(ミョウバン)」という食品添加物を使用し形を保つのですが、ミョウバンを過度に使用すると、特有の渋みがウニに付いてしまうため、うに本来の味が損なわれる原因となります。
昭和29年創業以来、半世紀以上もの間、築地市場を中心に出荷し続けている老舗卸『村上商店』では、「殻から取り出したばかりのうに本来のおいしさをそのまま、全国の皆様にご賞味いただきたい」と想う一心で、営業を続けてきました。
ミョウバンを一切使用していない無添加の生うには、ミョウバン特有の渋みがなく甘みを保つので、口の中に入れた瞬間、うに本来の濃厚な甘みがとろけるように広がります。